サポート校とは?(サポート校のよいところ♪)

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サポート校とは?(通信制サポート校のよいところ♪) 

サポート校とは?(通信制サポート校のよいところ♪) 

サポート校は、通信制高校の仕組みを土台に、<確実に高校卒業資格を取得するためのサポート>を用意している学校です。

  • 学習に関してのサポート
  • コミュニケーションを含めた学校生活のサポート
  • カウンセラーによる心の面でのサポート

など、高校生活を丁寧に支えてくれる学校が多いのが特徴です。

様々な特徴を持った学校があり、バリエーションも豊富なため、それぞれの子の個性にぴったり合う学校を見つけやすいとも言えます。

通信制サポート校とは?

通信制高校のカリキュラムを1人で進めていく場合、

  • 学習内容の理解とレポートの作成
  • レポート提出やスクーリングなどのスケジュール管理
  • モチベーションの維持

などを、全て自力で行うことになります。こうした部分の難しさをサポートしてくれる存在が通信制サポート校ということになります。

サポート校は学校教育法で定められた法的な「学校」としての認可はありませんので、必ず通信制高校とセットになっています(同時入学)。「通信制高校のみでは、高校卒業まで自力で進むのが難しそうでも、サポート校を利用することで、それぞれに状況・特性に合わせて高校卒業までのサポートが受けられる」という部分が1つ目のポイントです。

不登校を経験した生徒、発達障害を持っている生徒にも

また、不登校を経験した子への心理面、生活面でのサポート環境を整えている学校も多く、

  • 通う日数を、週1~5日の登校から選べる(変更できる)
  • 習熟度別での授業(学び直し~大学・短大の進学まで)
  • 一人ひとりに合わせたカリキュラムでの授業
  • 先生との距離が近い、少人数でのクラス編成
  • 体験授業やクラブ活動、レクリエーションの充実
  • 進学・就職に向けたカリキュラム
  • イベント・行事への自由参加(様々な関わり方)
  • カウンセラーによるサポート など

おおまかに言って、全日制の高校よりも「それぞれの子に寄り添った指導が行われている」、「先生と生徒の距離が近い」ということが2つ目のポイントです。

サポート校の入試、受け入れの幅は広い♪

サポート校の入試は? 難しい?

不登校を経験した生徒、発達障害を持っている生徒へのサポートも踏まえている学校が多く、入試に関しても、これまでの成績などよりも、今後に向けての意欲などが大事にされています。

入試の内容は、

  • 書類選考と面接が中心
  • 筆記試験が実施される場合も、合否の判定ではなく、その時点での学力を確認しておくためのものという位置づけ
  • 年齢に関しては、通信制高校と同様「中学校又はこれに準ずる学校を卒業の人、又は、中学校を卒業した人と同等以上の学力があると認められた人」年齢の制限はありません
  • 中学までの出席日数や成績は不問

また、こうした入試に関するやり取りを、「生徒に自信を持ってもらう」「先生と生徒(保護者)の関係作り」の機会としている場合も多く、いずれも入学後の学校生活をよくしていくためのものということになります。

サポート校の受け入れの幅は?

*生活面では、

起立性調節障害などを筆頭に、これまでのライフスタイルとの兼ね合いで、朝起きられるか、通学できるかの心配がある場合も、体調面・心の面でのケアをしている学校が多くあります。

*学習面では、

科目の内容理解に関する気がかり、勉強を続けていけるか自信がないなど、学習面に関する心配も、元より高校卒業をサポートするためのサポート校ですので、さらに多くの学校がノウハウや環境を整えています。
小学生の範囲からの学び直し、それぞれの理解度に合わせた指導も多くのサポート校で実施されています。

*その他

服装や校則に関しては、全日制の高校と比べると緩やかな学校が多く、制服を用意している学校でも、私服か制服かを選べるなど、それぞれの生徒の意志を尊重、自由度は高いことが多いです。

自由度が高いとは言え、いじめなど小中学校で大変な思いをしてきた生徒が多く通学していることもあり、最低限のルールは定めているとか、先生たちが生徒同士のやり取りにも参加して、和やかな人間関係づくりに力を入れているという学校が多数あります。

どんな学校がある?

どのサポート校にも共通するのは、通信制高校に同時入学し、高校卒業の資格取得を目指す(サポートが受けられる)ということです。反対に考えると、高校卒業に必要な学習面での内容以外は、各学校がそれぞれの方針で自由にカリキュラムを作って行けるということですので、その分、サポート校の校風は幅広くなっています。

たとえば、

  • 最新の大学入試事情を取り入れての学習塾、予備校のようなサポート校
  • 小さな規模で、いつも卒業生が手伝いに来ているような、アットホームなサポート校
  • 高校卒業に向けての学習に加え、就職を有利にするための資格取得に力を入れている学校
  • 自分自身を磨きながら、自分の興味や適性を見つけ、高校卒業後の進路につなげていく学校
  • 音楽やヨガ、自然体験、職業体験などの豊富な選択科目を用意し、学習面以外でも生徒がチャレンジをしやすい環境、才能を見つけていくためのカリキュラムを用意している学校
  • 学習面のみではなく、アルバイトを奨励し、履歴書の書き方、面接のポイントなども指導しながら、社会に出ていくためのサポートをしてくれる学校
  • 芸術やデザイン、将来の職業につながるスキルを磨くなど、専門学校のような形で動いているサポート校

など、様々な個性を持ったサポート校があります。

はぴねす進路ガイドでは「自分に合う学校=よい学校」としています。「進路えらび」をより良いものにしていくため、≪よい学校の見つけ方(step3動画)≫もご活用ください。

サポート校の学費は?

サポート校の学費は、初年度の目安として、35万円~100万円/年です。学校により、かなり幅があります(どの学校も、2年次以降は入学金などがない分安くなる)。

これは、各サポート校で活動の内容が大きく異なること(各サポート校の特徴が強い)や、通学日数を選べる場合も多く、週1日の通学にするか週5日の通学にするかで学費も大きく変わってくるという事情があるためです。

いわゆる<高校無償化>のこと

どういう形で通うにせよ、多くの場合、授業料の一部は「高等学校等就学支援金制度」など、いわゆる<高校無償化>と呼ばれている制度が利用できるので減額されます。実際に支払う額は各学校の表示している額よりも少なくて済むということです(国内の高校生の約8割が利用している制度・2023年)。

国が用意している制度として、大きく次の2つがあります。

  • 高等学校等就学支援金制度(返還不要の授業料支援)
  • 高校生等奨学給付金(返還不要の給付金)

「高等学校等就学支援金制度」は、目安として世帯の収入が910万円未満の世帯を対象とした就学支援金で、国公立でも私立でも、全日制・定時制・通信制のいずれであっても対象となります。世帯の収入により、受け取れる支援金の額は変わります。

「高校生等奨学給付金」は、目安として世帯の収入が270万円未満の世帯、生活保護を受給している世帯が対象の給付金で、修学旅行費など授業料以外のものへの給付です。

制度の実際の利用について

ここで紹介した「高等学校等就学支援金」「高校生等奨学給付金」のほかに、「各地方自治体独自の支援制度」や「その学校独自の奨学金・特待生制度」があることも多いので、

支援制度の実際の利用については、個別相談や説明会など、進学を検討している学校とコンタクトをとる際に、直接聞いてみるのが確実です。

もう少し詳しく知りたい方は、下記もご覧ください。

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